月経が不順になったり肌が荒れたり、もしかしてホルモンバランスが乱れているのかなと思う瞬間は、多くの方が経験しているのではないでしょうか。
この記事では、ホルモンバランスとは何か、またホルモンバランスの乱れが引き起こす症状やその原因について説明します。
食事や運動、ストレス発散、ツボ押しやマッサージ、漢方薬の活用といったホルモンバランスを整えるための具体的な方法を紹介していきながら、ホルモンバランスをチェックするための『自宅で利用できるホルモン検査キット』についてもご紹介。ぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること
- ホルモンバランスの乱れが引き起こす一般的な症状とその原因
- 食事や運動、ストレス発散、ツボ押しやマッサージ、漢方薬の活用といった方法によるホルモンバランスの整え方
- 自宅で利用できるホルモン検査キットについて
ホルモンバランスとは
ホルモンは血液を通じて様々な臓器に影響を与えます。
ホルモンバランスは、女性の健康や生活の質に直結する重要な要素。
ホルモンの過剰または不足は、月経不順や月経痛の悪化、情緒の不安定さなどの症状を引き起こすことがあります。
ホルモンバランスが乱れたら起こりやすい症状
ホルモンバランスが乱れると、以下のような症状が起こりやすくなります。
- 月経の異常:生理周期の変化や出血量の増減が見られることがあります。
- 月経痛の悪化:子宮内膜の状態の変化や子宮が収縮することにより、月経痛が強くなることがあります。
- 情緒の不安定さ:ホルモンが乱れると、イライラ感や情緒不安定が現れることがあります。
- 肌トラブル:皮脂分泌や角質の代謝が乱れ、ニキビや乾燥肌などの肌トラブルが起こることがあります。
- 体重の変動:ホルモンの乱れによって、体重が増減することがあります。
これらの症状は、ホルモンバランスの乱れによって引き起こされます。エストロゲンとプロゲステロンなどのホルモンが適切な時期に、適切なリズムで分泌されるかどうかが重要になります。
ホルモンバランスの乱れの程度や個人差によって症状は異なります。また、ストレスや生活環境も症状に関与することがあります。
ホルモンバランスが乱れる原因
ホルモンバランスの乱れは、様々な原因によって引き起こされます。以下に一般的な原因を示します。
- ストレスや精神的な負担
- 不規則な生活リズムや睡眠不足
- 栄養不足や食生活の乱れ
- 過度のダイエットや運動不足
- 妊娠や出産に伴うホルモンの変化
- 更年期
これらの要因によってホルモンバランスが乱れ、月経不順、月経痛の悪化、情緒の不安定さ、肌トラブル、体重の変動などの症状が現れることがあります。
ホルモンバランスの乱れに関する専門知識を持つ医師の診断や相談を受け、適切な対策を行うことが重要です。生活習慣の乱れをなおしたり、医師と相談をしたりすることは、ホルモンバランスの乱れを改善する第一歩となると言われています1)。
ホルモンバランスを整える方法
ホルモンバランスの乱れによって引き起こされる月経不順、月経痛の悪化、情緒の不安定さ、肌トラブル、体重の変動を改善するためには、以下の方法が役立ちます。
食事
食事ではホルモンバランスの調整に役立つ栄養素を取り入れることが重要で、特に抗炎症作用や抗酸化作用のある食品が効果的です。
例えば、カルシウムやマグネシウムを含む乳製品や緑黄色野菜、オメガ3脂肪酸を含む魚介類などがおすすめです。血糖値の上昇を抑えることも重要です。
適度な運動
適度な運動はホルモンバランスの調整に大変効果的です。
有酸素運動やトレーニング、ヨガなどの運動は、血液循環を促進し、ホルモンバランスを整える助けとなります。また、運動をすることで、情緒が安定し、ストレス軽減にも役立ちます。
激しすぎる運動は、身体にとってストレスとなり逆効果になりますので、運動のし過ぎには気を付けましょう。
ストレス発散
ストレスはホルモンバランスに大きな影響を与えます。
様々なストレス解消方法を取り入れてセルフケアの時間を充実させましょう。
例えば、瞑想や深呼吸、ウォーキング、趣味に時間を割くなどの方法の中から、自分に合った方法を選んでみてください。
ツボ押しやマッサージ
ツボ押しやマッサージも効果的な方法の一つです。
具体的なツボやマッサージの方法を紹介していきます。
【内くるぶし上部の内反ツボ(足三里)】
ふくらはぎの外側にあるくるぶしの骨の間にあるツボです。
月経不順や月経痛の緩和に効果があります。
【手の甲の合谷(ごうこく)ツボ】
手の甲の親指と人差し指の付け根の骨の間にあるツボです。
情緒の安定やストレスの緩和に効果があります。
【腹部マッサージ】
お腹を円を描くようにやさしくマッサージします。
血液の流れを整え、月経不順や月経痛の緩和に役立ちます。
【腰部マッサージ】
腰の筋肉をほぐすことで、月経痛や体重の変動を緩和する効果があります。
ツボ押しやマッサージは、自分の体に合った強さや時間で行うことが大切です。専門家の指導やアドバイスを受けながら行うこともおすすめです。
漢方薬を活用する
漢方薬は、西洋のお薬とは異なり、体質と症状の根本にアプローチし、体のバランスを整えながら症状を改善していく働きがあります。ホルモンバランスの乱れには、特に以下の漢方薬がおすすめです。
【当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)】
月経不順や月経痛の改善に効果的です。
当帰や芍薬などの生薬が含まれており、血行促進や子宮の調整に働きます。
【桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)】
情緒の不安定さやイライラ感の緩和に効果的です。
桂枝や茯苓などの生薬が含まれており、気の巡りを整える効果があります。
【加味逍遙散(かみしょうようさん)】
情緒の不安定さや体調の不調に対して緩和効果があります。
茯苓や柴胡などの生薬が含まれており、気のバランスを整える効果があります。
先ほども説明したとおり、これらの漢方薬は体質や症状に合わせて服用しないと効果が得られないほか、定期的に服用を続けることで初めて効果を発揮します。そのため、服用にあたっては漢方医師・薬剤師の指導を受けることが重要です。
ホルモンバランスの状態を自宅で調べられます
気になる症状があれば、canvasの自宅で手軽に検査ができるホルモン検査キットを利用することがおすすめです。
ホルモン検査をすることで、自分の症状がホルモンバランスの乱れからくるものなのか、他からくるものなのかなど理由を探ることができ、自分に合った適切な対策や治療につながる第一歩となります。
自宅でできるホルモン検査キットcanvasには、年代やお悩みによって3種類のキットがあります。
【Women’s Fertility Check(ブライダルチェック)】
妊活に取り組む上で重要な、女性ホルモンや、卵巣年齢、甲状腺ホルモンなどを総合的にチェックできるキットです。
妊活に取り組む方だけでなく、月経不順にお悩みの方や、将来に備えて自分の身体をチェックしたい方など、あらゆる女性に役立つキットになっています。一年に一度、健診のついでにホルモン検査をするのもお勧めです。(特に、ホルモン検査は月経中に行う必要があるため、健診機関で行うことも難しくなっています。)
検査キット「Women’s Fertility Check(ブライダルチェック)」はこちら。
【AMH Check(卵巣年齢)】
「卵巣年齢(卵子の残り数の目安)」をセルフチェックできるキットです。いつから妊活を始めるか、卵子凍結をするのかといったライフプランを考えることに役立つ検査です。
検査キット「AMH Check (卵巣年齢)」はこちら。
【Menopause Check(更年期)】
お悩みの症状が更年期・プレ更年期からくるものなのかをみることができるキットです。特に、30代後半から始まるプレ更年期の傾向については医療機関でも判定されないことが多いのですが、こちらのキットではその点についてもセルフチェックすることが可能です。
検査キット「Menopause Check(更年期)」はこちら。
こちらの検査は、病院で行う検査と同じように数多くのホルモンを対象とし、医学的に正しくセルフチェックできる日本で唯一の郵送検査です。
検査結果は全て医師がレビュー、コメントをしています。
検査結果に応じて、そして必要であれば専門家に相談をすることを通して、自分に必要な方法を見つけることにつながりますので、ホルモンバランス向上のためにぜひ活用してみてください。
医師や薬剤師に相談して漢方薬を処方してもらおう
繰り返しになりますが、漢方薬は個人の体質や症状に合わせて処方されることが重要です。
医師や薬剤師に相談して体質・症状のバランスを総合的に判断してもらい、最適な漢方薬を選んでもらいましょう。
canvasでは、専門の薬剤師が個々の症状や体調に合わせた漢方薬を処方しています。LINEで無料の問診をするだけで、漢方薬局と同じ高品質の漢方を手に取りやすい価格で提供しています。オンラインで完結するので簡単、毎月お薬の変更が可能です。
ホルモンバランスの乱れ以外にも、妊活中や授乳中などの目的でも漢方は有効です。検討してみてください。
まとめ
ホルモンバランスの乱れは月経不順や月経痛の悪化、情緒の不安定さ、肌トラブル、体重の変動などの症状を引き起こすことがあります。
原因としてはストレス、生活習慣の乱れ、過度のダイエット、妊娠・出産・更年期によるホルモンの変化などが挙げられます。
ホルモンバランスを整えるためには、バランスの取れた食事、適度な運動、ストレスの発散、ツボ押しやマッサージ、漢方薬の活用などが有効です。
気になる症状があれば、canvasの自宅で手軽に検査ができるホルモン検査キットを利用することもおすすめです。
自分の状態を知って、自分に合った対処方法を専門家に相談し、ホルモンバランス向上のためにぜひ活用してみてください。