肩こりに効く漢方薬はどれ?眼精疲労や慢性的な痛みなどの症状に合わせよう

この記事の監修者

前田 裕斗

産婦人科専門医

経歴

2013年3月 東京大学医学部医学科卒業
2015年3月 川崎市立川崎病院にて初期臨床研修修了
2015年4月 神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科専攻医
2018年4月 国立成育医療研究センター産科フェロー
2018年10月 日本産科婦人科学会産婦人科専門医取得
2021年4月 東京医科歯科大学国際健康推進医学分野博士課程在学

一概に肩こり・首こり・五十肩といっても、人によって原因は様々です。慢性化している場合は特に、体質や症状に合わせた漢方薬を飲むことで、肩こりだけではなく、からだ全体の血液巡りを改善していくことが大切です。自身の肩こりの原因を突き止め、肩こり以外の症状がないかをチェックし、どの漢方が自分の身体にあっているのか探してみましょう。自分の判断だけでは不安な場合は、病院や専門クリニック、またオンライン上での無料の問診などもあるので試してみるのもよいでしょう。 この記事でわかること
  • 肩こりの症状と原因
  • 肩こりに使われる漢方をご紹介
  • 病院で受診する
  • 医師監修のおすすめ漢方定期購入

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肩こりとは

肩こりとは、肩にかけての筋肉が緊張し、血行が悪くなって、だるさ、重さ、疲労感を感じることをいいます。
首から肩、背中にかけて大きく広がる「僧帽筋」という筋肉は体の最も表層部分にありこの筋肉が固まると肩こりとなります。


一方、後頭部と背骨をつなぐ「後頭下筋群」という頭の姿勢を保つ役割の筋肉群があり、この後頭下筋群がこり固まることで引き起こされる痛みやだるさは首こりと呼ばれ、首の奥にあるの小さなインナーマッスルであるため、肩こりと違ってマッサージなどでは容易にほぐれないのが特徴です。


気象の変化によって肩こりや首こりが悪化する人もいます。
これは天気痛と呼ばれており、天気の影響で自律神経が乱れることで発症したり悪化したりすると言われています。

 

肩こりの原因

「こり」を引き起こすのは、僧帽筋が痛むことと、衰えることです。
痛みは筋肉の緊張や、血行不良による疲労物質の蓄積が主な原因です。

衰えは、デスクワークで同じ姿勢を長時間続けたり、運動不足などから起こります。
僧帽筋は筋肉自体が広範囲に広がるため、筋肉疲労が継続すると肩、首、背中といった広い範囲の筋肉が硬く収縮し「こり」として自覚するのです。

最近では、スマホや、リモートワークの普及で、携帯電話や、タブレット、PCの長時間の使用が増え、眼精疲労と肩こりの併発も多くみられます。

 

肩こりに利用される漢方

肩こりは、ヘルニアなどの原因がわかっている症候性の肩こり、原因不明の症状性の肩こり、ストレスなどからくる心因性の肩こりなどがあります。
原因が明確なものと、ストレスによるこりは、原因となっているものやストレスに応じて対処するのですが、原因が明確ではない肩こりに関しては、漢方で改善することがあります。

漢方では、肩こりの原因は、「気血の巡り」「からだの冷え」「水の巡り」に原因があると考えられていて、気・血の流れをスムーズにすることで肩こりを治療します。
肩こりに効くといわれている漢方をご紹介します。 

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

当帰芍薬散は、血の巡りを改善する漢方です。
血行が悪くなることで酸素が行き渡らないようになり、その結果疲労物質が蓄積されて肩こりとなると考えられています。
血流をよくする当帰芍薬散は、足腰のが冷えやて、肩こりに加えて頭痛、めまいなどの症状がも出るような人に向いています
また、からだを温めるので貧血や月経不順がある人にも向いています。 

以下の記事も合わせて読む
当帰芍薬散ってどんな漢方薬?更年期にも効果がある?

加味逍遙散(カミショウヨウサン)

加味逍遙散は、からだにたまった熱を冷やす働きがあるため、中高年女性に多い、顔のほてり、のぼせ、イライラ、不眠症、神経症状を改善し、血行も促進します。
のぼせ感に代表される更年期障害の症状を持つ人や、精神不安やいらだちなどの自律神経の乱れからくる精神神経症状を伴う肩こりに向いています。

桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

桂枝茯苓丸は、滞った血(けつ)のめぐりを良くする血行改善漢方です。
血行不良からくる上半身火照りや手足の冷えなどを感じる方、月経不順、月経異常などがある女性に適しています。 

薏苡仁湯(ヨクイニントウ)

体の中や関節に水(すい)が溜まると、体や関節の冷えからくる痛みが起きると考えられています。
薏苡仁湯は、体に溜まった水分をさばき、痛みを和らげる作用があります。
関節や筋肉が腫れて熱をもっているような肩こりに向いています。 

防己黄耆湯(ボウイオウギトウ)

防已黄耆湯は、消化吸収を助けながら、余分な水(すい)を取り除き、全身の機能を高める漢方です。
余分な水を排泄することで、水太りやむくみ(浮腫)を改善します。
一般的に多汗の方、水分が身体に溜まりやすい(むくみやすい)体質の方、筋肉量が比較的少なく水太り気味の方の肩こりに適しています。

 

二朮湯(ニジュツトウ)

12種類の生薬から構成されている漢方であり、体、特に上半身に溜まった水を取り除くという作用を持ちます。
特に四十肩や五十肩に高い効果を示し、肩関節周囲炎の治癒率は非常に高いとされています。
肩や上腕に鈍い痛を訴える四十肩、五十肩に効果的です。

 

葛根湯(カッコントウ)

葛根湯は7つの生薬が配合された漢方です。
特に、麻黄と呼ばれる発汗作用を伴った生薬によって身体を内側から温めて、血流を改善し、身体の熱や腫れなどを改善します。
それ以外に、甘草や芍薬のような鎮痛作用がある生薬も含まれているため痛みが改善されます。
葛根湯はかぜの初期などの頭痛、発熱にも用いられます。
発汗作用があるため、寒気がするけど汗がでないような風邪の症状にも用いられます。

 

肩こりに効果的な漢方を手に入れるには

漢方は、病院、漢方専門クリニック、漢方薬局、ドラッグストアで入手できます。
病院やクリニックでは、医師による問診や診療がありますので安心ですが、保険診療と保険がきかない自由診療がありますので注意してください。 医師による診療はありませんが、問診や舌の色などをチェックして適切な漢方薬をその場で処方してくれるのが漢方薬局です。
保険がきかないため費用が高めですが質の良い漢方を処方してくれます。 最も手軽なのがドラッグストアでの購入です。
ただ、知識がない場合、どれを選んだらよいのかわからなかったり、組み合わせなどにより過剰摂取になったりするので注意が必要です。
含量も処方の漢方薬に比べて少ない物が多いです。

病院で受診して処方を受ける

日本での漢方は、1976年に保険適用が開始されてから30年以上の歴史があり、現在約140種類の効果が証明された医療用漢方薬があります。
そしてその多くが保険診療にて処方が可能となっています。
即効性があるものや、慢性的な症状に対しては数か月間続けることで効果が出てくるものもあります。
患者さんの健康状態や症状にあった適切な漢方薬を処方してくれるので安心です。
漢方内科と呼ばれる漢方薬を専門に扱う診療科がある病院もありますが、ない場合は症状にあった診療科に相談してみましょう。

医師監修の問診をLINEで無料で受けられます

漢方を飲んでみたいけどどれを選んだらよいかわからない、知識がない、相談できるようなかかりつけ薬剤師がいない、かかりつけ薬剤師がいても漢方についての専門知識があるなのか不安なので聞きにくいなど、漢方についての不安や疑問を持つ女性にぴったりのサービスがあります。 このサービスでは、LINEで簡単な無料の問診を受けることができ、婦人科医や薬剤師などによる医療専門家があなたに合った高品質の漢方を、続けやすい価格でご提案します。

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まとめ

肩こりに効く漢方薬といっても肩こりの症状や場所、原因によって用いられる漢方は様々です。
また、漢方薬の価格、入手方法も様々です。 肩こりに効く漢方薬といわれるものもすぐに効果を実感できるものは少ないかもしれません。
自分の身体にあったものをストレスなく続けられるよう、漢方の専門医や薬剤師さんに相談し、自分に合った漢方ライフをスタートさせましょう。

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