肌のハリを取り戻す方法をご紹介。セルフケア・食べ物・クリニック治療まで詳しく解説

 

30代を過ぎ、40代手前で自覚し始める人が多いのが肌のハリやたるみ。

「若い頃はお手入れを怠っていてもいつも潤いのある艶肌だったのに、最近はどんな化粧品を使ってもハリがない・・。」

加齢とともに現れる肌の悩みは仕方のないことですが、手遅れになる前にセルフケアを開始しましょう。最近はクリニックで手軽に受けられる治療法もありますので、あわせてご紹介します。

この記事でわかること

  • 肌のハリがなくなる原因
  • 肌のハリを取り戻すセルフケア
  • 医療ハイフで肌のハリを取り戻す

肌のハリがなくなる原因は?

肌のハリがなくなる原因は、「加齢、紫外線、乾燥、糖化、筋肉の衰え」などが挙げられます。

肌の内側にある、美肌を作る成分であるコラーゲンやエラスチンの生成量は、年齢とともに減少する傾向にあります。生成量のピークは20代といわれており、30代以降は徐々に少なくなっていきます。

コラーゲンやエラスチンが減少すると、肌の弾力やハリが失われていく傾向にあります。紫外線や乾燥のような外的要因もハリがなくなる原因の一つと言われています。

セルフケア|肌のハリを取り戻す方法

一度なくなってしまった肌のハリや弾力を取り戻すのは大変です。ハリがなくなる前からセルフケアをしていくことが大切です。「ハリがなくなってきたな」と感じたらすぐにセルフケアを開始しましょう。

肌のハリがなくなるそれぞれの原因別に対策をし、肌の衰えを止めていきましょう。

紫外線対策をする

紫外線に含まれる波長のUV-Aは、肌の奥まで届き、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンなどの組織を壊してしまいます。天気が悪い日でも紫外線は出ていますので、外出する時は日焼け止めを塗るように心がけましょう。日中外に出る機会が多い人は、朝だけではなく数時間おきに塗るとよいでしょう。

顔のストレッチ・エクササイズ

筋肉が衰えてハリが失われる原因になっている場合もあります。筋肉が垂れ下がれば皮膚も伸び、ハリがないように見えてしまうので、顔の筋肉(表情筋)を鍛えることが大切です。

毎日、口周りを大きく動かすエクササイズをして表情筋を動かすことを心がけましょう。あいうえをと大きな口をあけて発声し、その都度10秒程度キープすることで鍛えられます。

保湿をする

乾燥も肌のハリや弾力がなくなる原因の一つです。日頃から保湿を徹底し、乾燥しないように心がけましょう。自分では気付かない程度の空気の乾燥でも、肌は敏感に乾燥を感じています。保湿効果の高い化粧水やクリームを使ってしっとり成分を閉じ込める意識で保湿していきましょう。

角質ケアをする

角質は、肌表面を守る重要な役割を持っていますが、古くなった角質が残ってしまうと肌のターンオーバーが乱れて、肌のハリや弾力が失われる原因になります。

角質ケアの方法には、以下のようなものがあります。

  • 洗顔での角質ケア:洗顔時に洗顔ブラシやスポンジなどの専用アイテムを使って優しくマッサージをする。また、ピーリング成分の入った洗顔料を使用するとより効果的です。
  • クレンジングでの角質ケア:「オイルクレンジング」や「クリームクレンジング」を使用し、マッサージをすることで毛穴の奥に詰まった汚れや古い角質を取り除くことができます。
  • ピーリング剤での角質ケア:週に一回程度の使用にとどめ、肌の状態に合わせて選ぶようにしましょう。

肌の状態によっては、過剰な角質ケアが肌にダメージを与えることがあるので、優しくマッサージすることを心がけ、自分の肌の状態をしっかり把握し、適度な角質ケアを心がけましょう

食生活を改善する

美肌成分のコラーゲンは、タンパク質の一種であり、生成にはビタミンCやビタミンAが関与しています。そのため、鶏肉や魚の良質なたんぱく質、ビタミンを多く含んだ野菜やフルーツ類を積極的に摂ることが大切です。

反対に、砂糖が多く含まれるお菓子や炭水化物は、摂りすぎないようにしましょう。

糖分(ブドウ糖など)がタンパク質と結合し、細胞にダメージを与えてしまい「肌のたるみ、シワ、くすみ、しみ」などの発生原因となるので注意が必要です。

充分な睡眠をとる

お肌も常に成長しています。常に新しい皮脂細胞が生成され、古い細胞が剥がれ落ちて新しいサイクルを繰り返しています。このことをターンオーバーと言います。新しい細胞が肌の表面に出てくると、古い角質や垢と一緒に剥がれ落ち、新しい細胞と入れ替わります。

肌のハリや弾力を維持させるには、このターンオーバーの乱れを改善することが大切です。ターンオーバーは、睡眠中に成長ホルモンによって活発になります。成長ホルモンには、ターンオーバーを促進するだけでなく、肌のハリやツヤのために重要な水分を保つ働きもあります。しっかりと睡眠をとって、肌のターンオーバーを活性化し、ハリのある肌を目指しましょう。

クリニックで肌のハリを取り戻す治療を受ける

このように、日頃の生活の中でできるセルフケアを継続していくことが大切ですが、自分のケア方法に自信がなかったり、なかなか継続できない人は、クリニックで肌のハリを取り戻す治療を受ける方法もあります。もう手遅れかなと感じる人も、クリニックでの治療によって自身では実感できなかった効果が出るかもしれません。

肌のハリが取り戻せる「医療ハイフ」とは?

医療ハイフとは、超音波を点状に照射し真皮、皮下組織、脂肪層などに刺激を与え皮膚のたるみやリフトアップを実現する施術です。正式名称を「High Intensity Focused Ultrasound」といいます。ハイフは施術時間が短く肌へのダメージも少なく、肌を傷つけることなく美しくなれるということで人気の治療方法です。

医療ハイフの種類や効果

医療ハイフは、肌の内側からたるみを改善し、小顔効果や二重顎の解消、顔のリフトアップ効果などが期待できます。また、肌が照射で刺激されることによってコラーゲンが増生され、肌のうるおいを取り戻す効果も期待できるなど、肌の様々な悩みを解決してくれます。

医療ハイフには、以下の表のとおり「ハイフ」「ハイフリニア」「ハイフシャワー」の3種類があります。

ハイフ
特徴 主に顔のリフトアップに使われる。
効果 皮膚の内部に超音波を照射して、緩んでしまった筋肉を刺激しハリを戻す。とくに、顔のたるみ改善に効果が期待。
回数 3カ月〜半年に1度行う。
照射部位 顔全体
ハイフリニア
特徴 脂肪細胞を分解する方法。特に痩せにくい部分におすすめ。
効果 しつこい脂肪に熱を加えることで、脂肪細胞ごと除去してくので、あご周りの脂肪や顔の大きさなどに悩む方におすすめ。
回数 顔痩せであれば2〜3週間に1度、3回程度行う。
照射部位 フェイスラインやおなか、お尻、二の腕、背中、ふくらはぎ、太ももなど、脂肪が気になる部位にどこでも照射可能。ただし、足首や手首のような神経や腱がある場所は不可
ハイフシャワー
特徴 ハイフよりも皮膚の浅い部分へシャワーのように熱を照射し、1.5mm、3mm、4.5mmなど機器によって照射する深さが異なる。
効果 即効性があるため、イベント前に活用する人が多い。ハイフよりも表面の層にアプローチできるため、肌のたるみ、小じわなどの改善が期待できる。
回数 1カ月に1度、3~5回程度行う。
照射部位 額や頬、首、あご下など目の周りを含む顔全体に照射可能。

医療ハイフのメリット・デメリット

医療ハイフはメリットが多く、理想的な治療法ですが、いくつかのデメリットもあります。ご自身にあった治療法かどうかを見極めるために、医療用ハイフのメリットとデメリットの両方を確認しておきましょう。

医療ハイフのメリット

  • 施術にかかる時間が短い
  • ダウンタイムが短い
  • たるみ以外の悩み(シワなど)も改善される
  • 傷や痛みが少ない

医療ハイフのデメリット

  • 糸リフトと比較すると効果は弱い
  • やけどのリスクがある
  • 赤みや腫れが見られる場合がある

また、糖尿病、心臓疾患、発熱、感染、治療部位に感染症や重度の皮膚疾患、ケロイド体質の方、ペースメーカーが入っていたり、インプラントや金属が顔に入っている場合も受けることができませんのでご注意ください。

肌のハリに効果的な医療ハイフのクリニックの選び方

たるみや肌のハリの悩みを解決してくれる画期的な治療法の医療ハイフ。話題になるにつれ、より多くのクリニックがハイフ治療を取り扱い始めています。実際にハイフを受けようと思ってもどのクリニックに行ったらいいのか迷ってしまいますよね。

クリニックを選ぶ際に考慮する点として以下を参考にしましょう。

  • 過去の実績があり、症例数も多い
  • カウンセリング、アフターケアが充実している
  • 価格が他社と比べて飛びぬけて高い、安い等がなく、料金体系もクリア

まとめ

肌のハリは30代、40代の女性なら誰もが持つ悩み。セルフケアで上手く改善されない場合は、ここで紹介したような美容医療を検討してみるのもよいかもしれません。

医療治療となるので不安や緊張があると思いますが、事前のカウンセリングや施術後のアフターケアが充実しているクリニックを選ぶことをおすすめします。

ご自身の悩みにあった治療法を探してハリのある肌を取り戻しましょう。

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