目元のシワの改善方法は?セルフケア~クリニックまで効果的な改善方法をご紹介

「最近、目元のシワが気になりだした」 「なぜ目元のシワが増えるんだろう?」 「どうにかして目元のシワを改善したい」 と、目元のシワにまつわる悩みを抱えていませんか?

目元のシワのせいであなたの印象は、実年齢よりも老けて見られているかもしれません。目元のシワは放っておくと、年を重ねるごとに深く濃くなってしまいます。 若々しい印象を取り戻すためには、早めの対処が必要です。目元のシワを改善したい人は、ぜひ一読ください。

この記事でわかること

  • 目元にシワができる原因
  • 目元にできるシワの種類
  • 目元のシワに効果的な改善方法

目元のシワの原因は?

目元にシワができる原因には、乾燥、摩擦、眼精疲労などがあります。目元の皮膚は薄く、皮脂も少ないため、おでこや頬と比べると乾燥しやすいのが特徴です。 肌は加齢や生活習慣の影響によって、保水力が低下します。無防備に紫外線を浴びてしまうと肌の内部にダメージを受け、ハリや弾力がなくなり、より乾燥しやすくなります。 「私はちゃんとスキンケアしているから大丈夫」という人も注意が必要です。

クレンジングの際に目をゴシゴシこすったり、目を触る癖がある場合、摩擦によって肌の角質層を傷つけてしまい、肌のキメが乱れて乾燥を招きます。 また、スマホやパソコンの長時間使用による眼精疲労は、目元の血行不良を引き起こすため気をつけましょう。

目元のシワの種類

目元にできるシワは、「目頭」「目尻」「目の下」の3つの部位に見られます。 目元のシワを改善するために、まずはあなたの目元のシワがどのタイプに当てはまるかを知るところから始めましょう。それぞれの部位にできるシワについて詳しくご紹介します。

目頭

目頭にできるシワは、笑った時や怒った時などに目頭から鼻に向かって現れます。ウサギのキャラクターに似ているので「バニーライン」とも呼ばれるシワです。

表情によってできるシワは一時的なものがほとんどですが、よくする表情によって肌に癖がつくとシワとして残ってしまうことがあります。 目頭にできるシワは、怒っている印象や疲れている印象を与えます。若い方でも見られるシワですが、加齢によって濃くなることが予測されます。

目尻

目尻にできるシワは、笑った時に目尻からこめかみに向かって放射状に現れます。「笑いジワ」「表情ジワ」とも呼ばれる代表的な目元のシワです。 シワが定着すると、笑っていなくても目尻にシワが見られるようになります。

よく笑う人にできやすく、若いうちから目尻にシワのある人も珍しくありません。 目尻にできるシワは、温かみがあり、表情が豊かな印象を与えます。明るい、優しい、穏やかなど多くの人に好印象をもたれる目尻のシワですが、年齢とともに深く刻まれるため、なかにはコンプレックスを感じる人もいます。

目の下

目の下にできるシワは、細かいものが複数できる「ちりめんジワ」や、涙袋や目の下のくぼみによってくっきりできるシワなどがあります。目元のハリがなくなることで、目立つようになるシワがほとんどです。

目の下にできるシワは、疲れた印象や老けた印象を与えます。ファンデーションで隠そうとしても、厚塗りになったりシワに入り込んだりするため逆効果です。目元のシワは年を重ねるほど深く濃くなりやすく、深く刻まれたシワは簡単に消えることはありません。

目元のシワに効果的な改善方法

目元のシワはあなたのイメージを左右します。目元のシワは優しい、穏やかといった好印象を与える一方で、疲れている、老けているといったマイナスな印象も与えてしまいます。そのため「シワはない方が良い」と考える人も多いのではないでしょうか。 若々しい印象を取り戻すために、目元のシワに効果的な改善方法についてご紹介しましょう。

紫外線対策をする

シワの原因となる肌の乾燥を予防するには、紫外線対策を行うことが大切です。日焼け止めを塗ったり、帽子や長袖などを着用したりして、無防備に肌を露出することを控えると良いでしょう。紫外線は目からも吸収されるため、サングラスを使用するのも効果的です。

紫外線は強い日差しの降り注ぐ夏だけでなく、季節や天候に関係なく年中降り注いでいます。室内にいても窓から紫外線は入ってきますので、外出する際だけではなく窓辺で過ごす際も気をつけましょう。

保湿をする

肌の乾燥を改善・予防するためには、保湿は欠かせません。化粧水や乳液だけでなく、目元に特化した美容クリームを使用すると効果的です。 目元の皮膚は他の部分よりも薄く保水力が弱いため、積極的にケアをする必要があります。特に厚生労働省がシワの改善に効果があると認めた成分は以下になります。

  • ニールワン
  • 純粋レチノール
  • ナイアシンアミド

上記のものが配合されているクリームがおすすめです。 また、保湿成分である「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「エラスチン」が配合されている化粧品は、肌全体の乾燥を防ぎ、ハリを与えてくれる効果が期待できます。

目を温める

長時間スマホやパソコンを使用して目が疲れている人は、目を温めるのも効果的です。目の周りが温まると血行が促進され、凝り固まった目の周りの筋肉をほぐすことができ、化粧水や美容クリームなどの吸収も良くなります。 市販の温かいアイマスクを使ったり、レンジで蒸しタオルを用意すると良いでしょう。

【レンジで蒸しタオル】

  1. タオルを水で濡らす
  2. レンジ500〜600wで30〜60秒温める
  3. タオルを広げて温度を調節する

マッサージをする

目の周りの筋肉や頭皮をマッサージすることで、表情筋などの老化を防いだり、表情の癖を治したりする効果が期待できます。

目元のシワ改善マッサージ①

  • 目を囲むようにアイクリームを点状に置く
  • シワを伸ばすように円を描きながら目の周りをなぞる

目元のシワ改善マッサージ②

  • こめかみに両手のひらを置く
  • 正面を向いたまま頭皮を上に向かって持ち上げる
  • 頭皮を引き上げたまま、口を10回開閉する

マッサージを行う際は強い力を加えず、優しく行いましょう。肌への刺激が強すぎると、摩擦によって皮膚がたるんだり、角質層を傷つけてしまう可能性があります。

優しく洗顔・クレンジングをする

皮膚の薄い目元にとって、強い摩擦は避けなければいけません。洗顔やクレンジングを行う際はゴシゴシ擦らず、肌に負担がかからないようにしましょう。 洗顔を行うポイントは、よく泡立てて肌を撫でるように洗うことです。肌が弱い人は乾燥肌用や敏感肌用のものを選ぶと良いでしょう。

クレンジングを行うときのポイントは、クリームタイプやミルクタイプを選ぶことです。オイルタイプは洗浄力が強く、肌の乾燥を引き起こす可能性があります。アイメイクを落とす時は専用のアイメイクリムーバーを使うと良いでしょう。

正しいスキンケアをする

スキンケアを行う際に強く肌を叩いたり、ゴシゴシ塗り込むような方法は、肌にとって大敵です。熱心にケアしたい気持ちはわかりますが、力を入れすぎるとより乾燥を引き起こしやすくなるため、優しく丁寧に行いましょう。 スキンケアは、化粧水→乳液→アイクリームの順番が理想的です。

アイクリームを塗るタイミングは、朝でも夜でも構いませんが、メイク前に塗ると化粧崩れしやすくなります。朝アイクリームをつける時は、アイクリームが馴染むまで待つか、ティッシュで軽く押さえてベタつきを取ってからメイクをすると良いでしょう。

クリニックで治療する

目元のシワを改善するには長い時間がかかる上、自分で行う改善方法には限界があります。もっと早く効率よくシワを改善したいという方は、クリニックでの治療がおすすめです。

クリニックで行う目元のシワ治療には、メスを使った外科的治療、薬剤を注射する注入治療、塗り薬による外用薬治療などがあります。 症例写真によって治療経過を紹介しているクリニックもありますので、美容外科や美容皮膚科など専門のクリニックのホームページやSNSを参考にすると良いでしょう。

目元のシワが改善できる「医療ハイフ」とは?

医療ハイフとは、メスを使わずに肌のハリやたるみなどを改善する方法です。ハイフ (HIFU)とはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略で、高密度焦点式超音波を使った治療法のことをあらわします。 ハイフはがん治療など、美容以外の分野でも使われます。身体を傷つけることなくがん細胞を破壊できるため、手術や放射線治療よりも身体に負担がかかりません。 医療ハイフによる目元のシワ治療は、メスで皮膚を傷つけることがなく、施術時間も約30分と短いため、肌へ負担をかけずにシワを改善したい人におすすめです。

医療ハイフの種類

医療ハイフには、「ハイフ」「ハイフリニア」「ハイフシャワー」の3種類があります。

ハイフ ハイフリニア ハイフシャワー
特徴 顔のリフトアップ 脂肪細胞の分解・除去 顔のリフトアップ (浅い部分のみ)
おすすめの人 ・ほうれい線が気になる
・目元のくぼんでいる
・フェイスラインがぼやけている
・小顔になりたい
・あごがたるんでいる
・フェイスラインがぼやけている
・毛穴が目立つ
・小じわが気になる
・肌にハリがない
照射部位 顔全体 顔全体、身体
(手首足首以外)
顔全体
照射頻度 3か月〜半年に1回 2〜3週間に1回 (1クール3回) 1か月に1回

医療ハイフの効果

医療ハイフは超音波の熱刺激によって肌内部を点状に熱凝固させ、たるんだ皮膚をリフトアップします。熱刺激を受けた細胞は、たるみが引き締まると同時に、ダメージを修復するためにたくさんのコラーゲンを生成します。

肌のハリにはコラーゲンは欠かせません。 また、超音波を照射する深さは悩みに応じて異なります。肌の真皮層、脂肪層、筋膜層など、適切な深さに焦点を当てて超音波を照射できるため、目元のシワ改善に直接働きかけることができるのが医療ハイフの魅力です。

医療ハイフのメリット・デメリット

医療ハイフは目元のシワ改善にとても人気のある治療方法です。しかし、メリットだけではありません。こんなはずじゃなかったのに…と施術後に後悔することがないよう、医療ハイフのメリットやデメリットについて解説します。

医療ハイフのメリット

医療ハイフのメリットには次のようなことが挙げられます。

  • 美肌・小顔効果が期待できる
  • 医師が施術するので安心
  • エステハイフより効果が高い
  • 肌への負担が少ない

詳しく見ていきましょう。

美肌・小顔効果が期待できる

医療ハイフは肌の内部からたるみを引き締めるため、肌のハリを取り戻したり、フェイスラインがスッキリしたりします。

医師が施術するので安心

医療ハイフは医師免許を持っていなければ施術できません。医療の知識を持った人が治療を行うので、安心して施術を受けられます。

エステハイフより効果が高い

ハイフには医師が行う医療ハイフとエステティシャンが行うエステハイフがあります。2つの違いは出力の強さです。医療ハイフの方が出力が高いため効果を感じやすく、効果が長続きします。

肌への負担が少ない

メスを使った手術や薬剤を注射する注入治療と違い、医療ハイフは肌を傷つけることなくシワ改善を行えます。肌への負担が少ないため、施術後にメイクをすることも可能です。

医療ハイフのデメリット

医療ハイフのデメリットには次のようなことが挙げられます。

  • 痛みを感じることがある
  • コストが高い
  • やけどや水ぶくれができることがある
  • 肌が乾燥しやすい
  • 施術を受けられない人もいる

詳しく見ていきましょう。

痛みを感じることがある

痛みの感じ方には個人差があります。施術中にチクチクしたり、ズーンと響くような痛みを感じる人もいるようです。痛みをおさえるために麻酔を使用するクリニックもあります。

コストが高い

医療ハイフはエステハイフに比べて費用が高額です。費用が高くなる理由は、出力が高いこと、医療従事者が施術することが挙げられます。しかしコストがかかる分、効果を感じやすかったり、効果が持続しやすいため、コスパが悪いわけではありません。

やけどや水ぶくれができることがある

施術技術が不足していたり、照射出力が強すぎたりするとやけどや水ぶくれを引き起こす可能性があります。体質によっては、1か月ほど赤みが継続する人もいます。

肌が乾燥しやすい

超音波の熱刺激を受けた肌は乾燥しやすくなります。しっかりと保湿し、日焼け対策を行いましょう。元々、肌がカサカサしていた人は、肌の乾燥が悪化することも考えられます。

施術を受けられない人もいる

残念なことに次のような人は、医療ハイフを受けることができません。

  • 妊娠中の方
  • 妊娠の可能性のある方
  • ペースメーカー、植込み型除細動器をお使いの方
  • シリコン、金属糸(金属プレート)を埋め込んでいる方
  • 糖尿病、心臓疾患をお持ちの方
  • 発熱、感染、治療部位に感染症のある方
  • 重度の皮膚疾患の方
  • ケロイド体質の方

目元のシワが改善ができる医療ハイフのクリニックの選び方

医療ハイフを行っているクリニックを選ぶ際は、治療実績、費用、通いやすさに注目して選ぶと良いでしょう。

治療実績

症例写真がいくつも紹介されているクリニックは、実績が豊富といえます。症例写真は治療後のイメージもつきやすいため、ホームページやSNSなどで確認するとよいでしょう。

費用

クリニックによって施術価格は異なります。通える価格帯であること、現金もしくはクレジットカードなど支払い方法が自分に合ったものを選べるかを確認しておきましょう。

通いやすさ

家が近い、職場が近い、駅が近いなど、クリニックが通いやすい場所にあるのもポイントです。営業時間が長い、土日祝日も開いているなど、予約の取りやすさもチェックしておきましょう。

まとめ

目元の皮膚はおでこや頬よりも薄く、皮脂も少ないため、とても乾燥しやすい部分です。乾燥に加え、摩擦や眼精疲労などの影響を受けると、目元のシワが増えたり濃くなったりしやすくなります。 目元のシワを改善するには、次のことに気をつけましょう。

  • 紫外線対策をする
  • 保湿をする
  • 目を温める
  • マッサージをする
  • 優しく洗顔・クレンジングをする
  • 正しいスキンケアをする

ただし、自分で行うシワ改善には限界があります。効率よくスピーディーに目元のシワを改善したいという人は、専門のクリニックでの治療が良いかもしれません。メスや注射などを使わずにシワやたるみを改善できる医療ハイフがおすすめです。

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