元々PMSの気になる症状があったものの、30代になってから症状がひどくなった気がすると悩んでいる女性は多いです。それは気のせいではなく、実際にPMSの症状が重くなっている可能性があります。 今回はPMSが30代でひどくなる原因や年齢による症状の変化、PMSの改善方法を解説するので、PMSの症状に悩んでいる30代の方は参考にしてみてください。
この記事でわかること
- PMSとは何か
- PMSはなぜ30代でひどくなるのか
- PMSの年齢による症状の変化
- PMSの改善方法
PMS(月経前症候群)とは
- 頭痛
- 腰痛
- 吐き気
- めまい
- 倦怠感
- 下腹部の痛み・張り
- イライラ
- 抑うつ
- 情緒不安定 など
PMSの原因は明確になっていませんが、女性ホルモンの変動が原因のひとつと考えられています。女性ホルモンが急激に減少することで脳内のホルモンや神経伝達物質に異常が起こり、様々な症状を発症します。
30代でPMSがひどくなることはある?
また、30代になると出産を経験する女性が増えることも関係しています。PMSと出産の関係については、この後詳しく解説しましょう。 さらに30代になると仕事や私生活が忙しくなりストレスが貯まりやすいことも、30代でPMSがひどくなる原因のひとつと考えられています。
年齢による症状の変化について
出産経験の有無によっても症状は変わる?
その後、徐々にホルモンバランスが元に戻り月経も再開しますが、月経の再開や排卵の時期は個人差がありホルモンバランスも不安定です。ホルモンバランスが不安定な状態だとPMSの症状が重く出るため、産後にPMSがひどくなったと感じる女性はたくさんいます。
また、産後は育児で心の余裕がないことなどが原因となりイライラや怒りっぽくなるなど精神的な症状が出やすいです。そのため出産前後でPMSの症状が変わった=精神的な症状が出るようになったと感じる女性も多くいます。
PMSの改善方法
PMSの改善方法はいくつかあります。
- 生活習慣の改善
- 低用量ピルの服用
- 漢方薬 など
PMSは生活習慣を見直すことで症状が緩和されることがあります。例えばしっかりと睡眠をとる、適度に運動をする、規則正しい生活を送る、お酒・タバコを控えるなどです。 低用量ピルは女性ホルモン(黄体ホルモン)の分泌を抑える働きがあり、PMSの症状を緩和させます。PMS以外にも低用量ピルは月経困難症や月経不順、避妊などへの効果も期待できます。
漢方薬は主に当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遥散がPMSの改善に使用されます。症状に合わせた漢方薬を選ぶことが大切なので、漢方薬を使用したい方は医師や薬剤師へ相談してみましょう。
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まとめ
PMSに悩んでいる女性は多く、特に30代になると身体的な症状に加えて精神的な症状も起こるので、30代になってPMSがひどくなったと感じる女性はたくさんいます。さらに出産もPMSの症状に影響を与えます。
PMSの症状には個人差があり、ピークも人さまざまです。PMSは生活習慣の改善や低用量ピル、漢方薬などで症状を改善できます。PMSの症状がひどくなって我慢できないときは、無理をせずに婦人科へ相談するようにしましょう。